【企業分析】クアルコム社(QCOM)
(出典:https://www.qualcomm.com/home )
企業概要
クアルコム(Qualcomm Inc)は、主にスマートフォンや、自動車、IoT向けにワイヤレステクノロジー用半導体の技術開発、立ち上げ、拡張に取り組む半導体会社です。
事業内容
技術
⭐︎モバイルデバイスや、その他のワイヤレス向け製品
1. ネットワーク機器
2. ブロードバンドゲートウェイ機器
3. 家庭用電化製品
4. 自動車
5. コンピューティング
6. モノのインターネット(IoT)
7. ネットワーキング
製品
Snapdragon(スナップドラゴン)
スマートフォンに幅広く採用されているモバイル通信向けの半導体です。CPU(中央制御向けIC) /GPU(画像処理向けIC)/ DSP(演算処理向けIC)、Connectivity(接続機器)、Power Management(電源制御装置)などを統合したチップセットで、カメラ、業務用タブレット、スマートスピーカーなどのIoT向けにも幅広く使われています。
出典:
https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/qualcomm/products/133124/
モバイル向けの半導体は、PCむけのCPUや、GPUとは異なり、高性能と低消費電力が求められる半導体です。そのため、PCむけの半導体を作っているインテル、AMD、NVIDIAとは異なり、競合とはなりません。スマートフォンのAP(Aprication Prosessor)の売上では、2022-Q2時点で圧倒的なシェアを誇っています。
出典:https://iphone-mania.jp/news-489779/
また、直近ではSnapdragon6 series/ 8 seriesがクアルコム社から提供されており、Snapdragon Neural Processing Engine SDK(AI演算を高速に行うことができるソフトウェア開発キット)を用いて、学習済みAIアルゴリズムをOn-Deviceで効率的に実行できるようになっているようです。つまり、各企業がAIの事業化に向けて、続々とAI処理向けの半導体を開発しているということです。
AI処理向けの半導体(Neural Processing Engine)は、AMD、NVDIIA、Google、QCOMなどを中心に、開発が進んでいますので、今後どこが覇権を握っていくのかが非常に注目されます。今後の半導体銘柄の鍵を握るのは、間違いなくエッジデバイス(データセンターではなくスマホ・自動車など)上で高性能かつ、省電力、安価にAI推論処理ができるデバイスを開発することができる企業となるでしょう。現在はAMD、NVIDIAがリードしていますが、QCOMも食いついていけるか注目です。
事業ポートフォリオ
主に、スマートフォン向けの半導体「Snap Dragon」シリーズを展開しており、現在は、自動車むけの半導体のシェアを拡大させています。
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投資家向け情報
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(出典:Tradingview.com )
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